社員インタビュー

使う人のことを一番に考えた製品開発。

技術本部 開発課

井澤 圭吾

井澤 圭吾

まったくの素人から開発課へ。


高校卒業後、家具職人見習い、金型表面処理のオペレーター、メーカーの品質保証を経て、2015年11月サンレールに入社。ある時テレビで、とあるメーカーの商品開発部の密着番組を見て、「自分ならもっといいものが作れるかも…」と思ったことをきっかけに開発職を志し、当社で希望を叶える転職に成功。


通常のメーカーであれば、ものづくりの出発点となる開発課に配属されるのは、社内の別部署からの配置転換など、ある程度製品のことを知り、経験を積んできた人ではないでしょうか。しかし当社は、一から育てていくことを前提に、未経験者にも開発課の扉を広く開いています。
僕の場合は、ハローワークでたまたまサンレールを知り、そこに「全国的に高シェアを誇るアルミ手すりメーカーの開発課、未経験者歓迎」と書いてあるのを発見。「これはチャンスだ!」とピンときてすぐに応募しました。人事と技術本部の部長、お二人と面接したのですが、雰囲気がとても和やかで、答えやすい質問ばかりでほっとしました。内定の知らせを受けた時はとてもうれしく「よし!がんばるぞ」と奮起したのを覚えています。
あとで聞いた話ですが、面接では経歴うんぬんよりも、やる気や人柄をよく見ているとのこと。「この仕事は、小さなことでくよくよしないタフさが大切。それを井澤君には感じた」と言われ、なるほどと思いました。





施工する職人さんからのフィードバックをもとに改良。

入社5年目の現在の仕事は、●商品開発(設計、試作、新規形材検査、現場施工指導) ●営業支援(強度試験、強度計算、見積書作成、展示会の支援) ●現行製品のバージョンアップ(品質改善、試用改善)など。オーダーメイド手すりの設計など、全国の営業所のメンバーと協力して進めるプロジェクトがほとんどで、「この場所に設置する場合の、耐力は十分か?」「水平荷重を検査して欲しい」「アルミの熱伸縮による音鳴りがあったが、強度に問題がないこと証明して欲しい」などの依頼に応えて検査や実験を実施し、報告書や見解書としてまとめて提出します。また、現行製品の改良にも時間をかけて取り組み、特に現場で施工する職人さんからの「このボルトを締める時に手を入れにくい」などのナマの意見を聞き、より施工しやすい製品づくりに反映。細かいこと一つひとつを注意深く検討していく課程で探求心が満たされ、やりがいを感じます。






展示会の来場者に「これはいい!」と褒められた経験あり。


当社は自然エネルギー需要を見越し、2013年より太陽光発電パネル架台事業をスタートさせました。サンレールが長年培ってきたアルミ技術を駆使したアルミ架台「サンレールステージ」のキャッチフレーズは「軽い・強い・フレキシブル」。スチール架台と同程度の強度を確保しながらも、約1/3の軽量化と現場工数削減による大幅なコストカットを実現しています。


また年に数回、東京や大阪で開かれる、建材やエクステリア製品の大規模な展示会に参加しています。営業と一緒にブースのレイアウトを考えて設置。訪れるお客さまに、開発担当者として製品説明をするのは少し緊張しますが、視野を広げるよい機会となっています。当社はアルミ手すりだけでなく、太陽光パネルの架台の製作でも多数の実績があり、注目を受けています。数年前、その新製品の開発を設計者として任され、出来上がった試作品を展示会にディスプレイしてもらったことは、とてもいい刺激になりました。通常、太陽光パネルの架台はテーブルのように4本脚が主流ですが、僕が考えたのは2本脚のもの。2本脚にすることで、丘陵地の斜面などで設置場所の制約が少なくなり、コストも節約できます。それを見たお客さまから「これはいいね、カッコいい!」と褒められ、思わず心の中でガッツポーズをしてしまいました。その製品はまだ改良中で製品化には至っていませんが、こういった開発職ならではの喜びを、すでに数多く味わうことができています。